14日、東京目白の「ブラッスリー・ラ・ムジカ」で、プロジェクトの春のイベント第2弾が開催されました。
今回も、信州から駆けつけてくださった生産者の方たちの応援を得て、梶村シェフ渾身の料理とペアリングは、大勢のお客様にご満足いただけたようです。
その展開をご紹介していきたいと思います。
「信州サーモンのブランダード、パートフィローで」
「春巻きに見えるでしょう?」とユーモアたっぷりにシェフが紹介したのは、信州サーモンの一皿。
桜の花びらの舞う夕暮れのディナーの始まりにふさわしい軽やかな一皿には、東御「アルカンヴィーニュ」のシードルを合わせて。
「イタリア産ホワイトアスパラガス オリーブオイルのエムルシオン」
「佐久の日本酒に、このアスパラを合わせて見たかった」と梶村シェフ。新鮮なアスパラガスの食感が、辛口の日本酒の爽やかさと見事に呼応しています。
「信州黄金シャモ胸肉のガランティーヌ そのコンソメとリンゴ、ブラッドオレンジの香り」
地鶏のコクとシャモの力強さを併せ持つ信州黄金シャモは、まず胸肉をフルーツと合わせて華やかに。若々しいシャルドネが、若いワイナリーらしい躍動感で寄り添います。
「桜エビと鮮魚の重ね焼き アリッサ」
「信州産ではないけれど、新鮮な魚もメニューには欲しいから」と登場した一皿は、個性的なソースと対比の鮮やかな食感で、的確なインターバルに。
メニュー構成の巧みな梶村シェフならではの演出です。
「信州黄金シャモ腿肉のロースト セップ茸とマッシュルームのベシャメル」
しっかりした質感で食べ応えのある黄金シャモの腿肉は、ローストしてクラシックな味わいのキノコのソースと。
胸肉と腿肉を使い分けて黄金シャモの魅力を最大限に引き出してくれたシェフの思いに応えて、生産者からの解説も熱が入ります。
「信州サーモンのリゾット マイクロリーフ」
信州サーモンは、料理の締めくくりにふさわしいまろやかな米料理に。
ここでも、佐久の日本酒との巧みなペアリングが、フレンチらしい一皿に新しい味の広がりを与えています。
「中村さんの土耕イチゴとミントのシロップ 桜のクレームダンジュ」
デザートは、信州の直売所からやってきたイチゴを生かして。そこに、目白の桜の美しさを再現したような一品も添えられて、春の宴の締めくくりです。塩尻地区のデザートワインを添えて。
信州の食材と信州のワイン・日本酒をフルに味わっていただく今回のイベント。大勢のお客様に、信州の魅力を知っていただく機会となったのではないかと思います。
梶村シェフを始めとするスタッフの活躍に、心からの感謝を込めて。
コメント